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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.44) センチュリーハウス

※かごしま家づくりの本Vol.44(’21春)より抜粋
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建築場所
鹿屋市/O邸(夫婦)
工  法
木造軸組在来工法
土地面積
329.49㎡(99.67坪)
延床面積
77.23㎡(23.36坪)
1階面積
77.23㎡(23.36坪)
本体価格
〜1500万円

高い機能性とデザイン性を兼ね備え アート作品を思わせる平屋の家

好きな物に囲まれた空間は 開放感と利便性も併せ持つ

 料理と緑をこよなく愛するOさんご夫婦が希望したのは、自由にコーディネートできるシンプルな家。観葉植物を飾れるようにLDKをなるべく大きく取り、和室と子ども部屋をつないで空間の広がりをプラスした。さらに大好きな庭をもっと間近に感じられるよう、ダイニングや寝室などにも掃き出し窓を用いて、直接行き来できるのもポイント。家庭菜園をいつでも見守り、すぐ収穫できる。そして掃き出し窓が採光を確保して抜け感を出し、実際以上の広さを可能にした。白で統一された壁紙や各部屋に置かれた観葉植物の効果もあり、室内にいながら外のような開放感に。
 キッチンの壁には飾り棚を付けて、お気に入りで自由にコーディネートできるのも愉しみの一つ。シンプルな空間だから、小物次第で大きく印象を変えることが可能だ。家のあちこちに自家製ドライフラワーや愛用の器などが飾られて、まるでギャラリーのようなアート空間を生み出している。

毎日の調理や食事が 愉しみに変わるLDK

 2人で料理ができるよう、キッチン回りも作業がしやすいゆったりスペースに。壁付けタイプになっていて、その反対側には調理器具をしまう収納棚とおしゃれなカウンターを設置。ホームベーカリーや炊飯器など、使用する器具のサイズを計算して作られた棚はロータイプのため圧迫感がなく、スライドテーブルで必要な時だけ引き出せるので使いやすい。生活感の出やすいアイテムが目に留まりにくく、空間はいつでもスッキリ。棚の一番上は作業テーブルになっていて、調理中の一時置きスペースとしても活躍する。
 こだわり棚と接するカウンターは長身のご主人に合わせた高さで、ペンダントライトが大人のカフェのような特別感を演出。見た目の美しさで視線を集め、リビングとキッチンを分ける効果もあるため、オンオフを切り替えやすい。冷蔵庫はダイニングとキッチンの中間にあり、どちらからも出し入れしやすく、配膳の動線もスムーズになるよう考えられている。



【センチュリーハウス/鹿児島】