木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高度な構造計算により、耐震性に優れた「パナソニック耐震住宅工法テクノストラクチャー」の家を手掛ける田丸ハウスから、さらに断熱性を強化したモデルハウスが薩摩川内市の天辰町に完成した。今回採用した「テクノあったかパネル」は、パナソニックが独自開発した断熱材で、鹿児島での施工例は初となる。微細な気泡構造に断熱性の高い発砲ガスを注入したパネルをあらかじめ工場で枠材と一体化することで、より精度の高い断熱パネルを実現。施工住宅のサイズに合わせて加工まで一貫して行うので、現場での作業の効率化も図れる。何より、これまで以上に断熱性能が上がったことで、室内環境のさらなる向上と快適性が増し、優れた住環境を可能にする。震度7の揺れにも耐え得る強い構造と高断熱の高い省エネ性で家族の安心・安全を守り、なおかつ家計にも優しい家だ。
シックで品格漂う美しいデザインもさることながら、間取りのこだわりも見逃せない。キーワードはずばり『家事シェア』。家の中央に設置したキッチンはどの部屋にも面しているため、家族誰もが行き交いしやすく、両サイドからの出入りができるから人の流れが生まれ、こもりがちな家事空間が家族の共有スペースとなる。必然的に家事をシェアする環境が生まれ、自然と家族の家事参加が日常となっていく。また、家事室や水回りとの動線がひと続きとなっているため、一連の家事作業の効率もアップ。家族と連携しての家事分担もすんなりいきそうだ。
現代のライフスタイルに合わせた細かな配慮も嬉しい。玄関入ってすぐの場所に設けた水栓は、帰宅時の手洗いうがいに便利。リビングからは見えない廊下の奥にも独立型の洗面台を設置。家事室や脱衣室に造り付けたカウンターも使い勝手が良さそう。アイロン台やメイク台、または飾り棚として、活用法はさまざまだ。
【田丸ハウス/鹿児島】