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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.44) トータルハウジング

※かごしま家づくりの本Vol.44(’21春)より抜粋
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建築場所
鹿屋市/新川モデルハウス
工  法
2×4工法
土地面積
320.08㎡ (96.82坪)
延床面積
107.23㎡ (32.43坪)
1階面積
107.23㎡ (32.43坪)
本体価格
要問い合わせ

一日中光が届く北リビングの快適さとスキップフロアの魅力を実感できる家

開放感から安全面まで 様々な恩恵をもたらす中庭

 鹿屋市新川に登場したモデルハウスは、光や視覚の効果を最大限活かした話題の平屋。まず注目はリビングの向きと中庭で、あえてリビングを北側に配置して家の中央に中庭を設けることにより、2方向から光を取り入れることができる。陽射しが強く、夕方から暗くなる南側リビングのデメリットを解消し、西日を遮りつつ一日中安定した光を部屋の隅々まで届けることが叶う。中庭は採光・通風だけでなく開放感もしっかりと出し、リビングなどのパブリックエリアと寝室などプライベートエリアを分ける役割も。手入れしやすいコンパクトな広さで、外からは見えないためカーテン不要、防犯にも優れている。
 さらに台風などの災害にも強く、建物を面で支える2×4住宅ならではの高い耐震性も見逃せない。耐震等級は最高ランクの3、繰り返す余震にも強い制震装置を備え、素材選びから工法まであらゆる面で安心できる技術を兼ね備えているのが大きな魅力だ。

高低差で空間を分けて ワンフロアを最大有効活用

 間取りは広さと使いやすさを考えて、玄関からリビング、ダイニング、ランドリーエリアまでが横一直線に配置されている。リビングの広さを最大限確保し、短くゆとりのある動線で移動がスムーズに。そして空間を立体的につなげるスキップフロアも大きなポイント。ダイニングを20㎝上げて和室を20㎝下げることで、天井高約3mものワイドな空間を実現した。どこを眺めても視線の抜けが良く、まるで吹き抜けのような開放感が楽しめる。
 ナチュラルな印象を与える木の風合いにモノトーンを加えたカラーリングも必見。天井や建具の一部に黒を入れることで空間が引き締まり、高級感がアップ。エリアによって床材の向きや天井の色を変えている点も遊び心を感じさせる。
 さらにリビングと中庭で高さを揃えた大窓、生活感を見せない配置の収納、アートな照明づかいなど、細かな部分まで考え抜かれたアイデアが驚くほど盛り込まれているので、ぜひ実際に体感してほしい。



【トータルハウジング/鹿児島】