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新築実例レポート/モデルハウスレポート

(vol.43) 白木建設

※かごしま家づくりの本Vol.43(’20夏秋)より抜粋
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建築場所
鹿児島市/大石様河HIRAYAモデル
工  法
在来軸組コーチパネル工法
土地面積
180.25㎡(54.52坪)
延床面積
78.40㎡(23.71坪)
本体価格
1500〜2000万円

コンパクトなのに広く暮らせる くつろぎの平屋分譲モデル

広がりと利便性を生む リビング中心の配置

 将来にわたって生活しやすいと、若い世代からの人気も高い平屋造り。しかし、「敷地にゆとりが無い」「陽当たりが心配」など、土地の広さや環境で諦めてしまうケースも少なくない。今回紹介する白木建設の「大石様河HIRAYAモデル」は、なんと延床面積24坪弱。しかも変形土地に建てられている。決して好条件とは言えないが、室内に入ると4人家族がのびのびと暮らせる3LDKの間取りを実現しているのだ。
 ポイントは、リビングを主軸にしたレイアウトにある。廊下やホールといった空間を省き、動線を短くすることで動きやすさや利便性がアップ。家の中のどこへ行くにもリビングを必ず通るため、家族が自然と顔を合わせられるというメリットも生まれる。2部屋ある子ども部屋は、それぞれがリビングと隣接。子どもが巣立った後は趣味を楽しむ部屋やゲストルームにするなど、目的を変えても使いやすい間取りになっているのも嬉しい。

温もりを感じさせる 居心地のいい住空間

 家族団らんの中心になるLDKは、抜けのいい南面を存分に活かして間仕切りのないワンフロアに。屋根なりの勾配天井やウッドデッキとの組み合わせが開放感を高め、居心地のいい空間を演出している。さらに、室内がすっきりと見えるよう、クローゼットの扉やキッチンを壁と同じ白に揃えた。一方で、床にオークの無垢材、レッドシダーを使った壁などで落ち着きを感じさせるアクセントを加えている。
 リビングには暖房器具の提案としてペレットストーブを設置。取材は冬の寒い日だったが、同社が標準仕様としている高い住宅性能(セルロースファイバー断熱)と相まって、家中がほんのり暖か。木質ペレットが燃料なので環境にやさしく、薪ストーブのように炎を楽しめるのも魅力的だ。また、リビングをはじめ、キッチンや脱衣室、個室の収納設備の充実ぶりも必見。子育て世帯から二人暮らしまで、幅広いライフスタイルにフィットする分譲モデルハウスと言えそうだ。



【白木建設/鹿児島】