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> 新興いちじるしい高台の住宅地。賑やかな幹線道路から少しだけ離れただけなのに、Ｃ邸の周りには木々の緑と昔ながらの風景が残っている。ここに奥様のお祖母様の家があることから、同じ敷地内での家づくりを決めたご夫婦。利便性はもちろん、幼い頃から慣れ親しんでいた環境も大きな魅力になった。
慣れ親しんだ、と言えば、ハウスビルダー選びもその一つ。実は奥様の伯父にあたるのが白木建設の白木社長。「子どもの頃から知っているので、いつか自分の家を建ててもらいたいとは思っていました」と奥様。
いざその時になり、相談を持ちかけると「他社も見てみたらいいよ」と返されたそう。そこで同社を含め、複数のハウスビルダーやメーカーを見学。「身内というアドバンテージはあったものの、デザイン、素材、性能など、造りの信頼性が高く、安心できると再確認。私たちの住みたい家づくりには、白木建設の住宅が合っていると感じました」。
隣接するお祖母様の家は２階建て。遊びに行くと、階段の上り下りや掃除に苦労する姿を見かけることがあったという奥様。将来の生活のしやすさを考え、平屋造りを選ぶことに。また、Ｃ邸は現在３人家族。歩行器で歩き始めたばかりの赤ちゃんは、これからますます活動的になっていく。その点で「平屋の間取りなら目が届きやすい」との配慮もあったという。
同社ではこれまで、利便性の高い平屋の家を分譲でも販売している。確かな施工力や構造材にヒノキを使うなど、見えない部分へのこだわりはもちろん、積み重ねたノウハウを活かしながら、家族のライフスタイルや要望に沿ったプランニングでも評判が高い。
Ｃ邸の間取りはとても明確だ。中心に配置されたのは、家族が集うＬＤＫ。勾配天井を採用し、開放感たっぷりの大空間でゆとりを演出。ご夫婦のリクエストで設けたトップライトは、採光だけでなく、室内に居ながら空を見上げる心のくつろぎもかなえている。
アイランドキッチンは、動きやすさもさることながら、視野の広さも奥様の決め手になった。「目線を遮る壁などがあると、子どもの様子が分からないことも。調理中や後片付け中でも目配りできて安心です」。ここから、水回りや主寝室へ短い動線で行き来が可能。ＬＤＫを軸にして各部屋をレイアウトしているので、動線が重なることも少ない。ご夫婦ともに家事負担が軽くなり、「子どもと過ごす時間が増えました」と満足そう。
主寝室は、高い天井を活かしてロフトを確保。収納としても使えるが、ご主人が仕事で集中したい時は、書斎スペースとして活躍している。また、同居予定の両親の寝室も用意。部屋の近くには別途トイレを備えるなど、互いが過ごしやすい配慮がされている。「あと、勝手口がここにあるんですよ」と案内されたのは、ダイニングの横。「おばあちゃん家と最短でつながる場所です」。家族への思いやりに満ちた、素敵な住まいに仕上がったようだ。
【白木建設／鹿児島】