鹿児島で家づくり(新築・リフォーム)を考えている人のための総合ハウジングサイト。

特集

【コラム】つくるくらし vol.2 おそろいの小物でおでかけしたい『マルシェバッグ』





一定のリズムで繰り返す単調作業 編み物マインドフルネスで癒されたい

9歳の娘は、最近ちょっと生意気。かと思うとやけに甘えてきたり。少し大人びてきた時期特有の不安定さかもしれないけど、もっと素直に感情表現してくれればいいのにと母は思う。しかし、自分の小学生時代はどうだっただろう。やっぱり似たような感じで不器用に日々を送っていたはずだ。
私が小学生の頃、母はよく編み物をしていた。一本の糸が少しずつカタチになっていく様子が面白くて、気がつくと余った毛糸をもらっては、私も見よう見まねで編み物をするようになった。
写真のマルシェバッグが完成したのは3年ほど前。練習用にまず小さなバッグを編んでみた。なかなか上手にできたので自分用のバッグを編み、小さい方を娘にプレゼント。練習用というのは内緒だ。

 

編み物の魅力は何と言っても手軽に始められること。糸と編み棒さえあれば、いつでもどこでも編み込むことができる。間違えたらほどけばいい。かなり編み進んでから間違いに気づいたときは、ほどくべきか、気にせず編み進めるべきかしばし迷うのだけど、しばし迷ったところで、ほどく方が最善の選択であることは明らかなのだ。ほどく作業も含めて編み物なのだ。そう思えるようになれば編むという行為自体を楽しめる編み物マイスターも目前。
ちなみに単調作業を繰り返す編み物には、脳を瞑想に似た状態にするセラピー効果もあるらしい。娘にもすすめてみようかな…。




 


▲写真のバッグはエコアンダリヤを使用。いつか麻紐にも挑戦したい。初心者なら極太のズバゲッティ(スパゲッティではない)がオススメ





text/若松ともこ